2016年1月18日月曜日

第六回 forMusic 新製品発表会 試聴レポート





もう6回目になる新製品発表会は会場がホテルオークラから朱鷺メッセのコンベンションセンターに変更された。
3階中会議室2部屋をそれぞれパーテンションで二つに分けてA~Dの4部屋での開催になった。
部屋の大きさもさることながら天井高がホテルオークラの1.5倍はあるだろうか、中会議室と銘打ってあるのだが天井高はAとB部屋は5mCとD部屋が4.3mと非常に高い。
また壁が特殊で溝が掘ってありかなりデッドな環境と言えよう。

 今回、会場が以前よりずっと広くなったこと2日開催が可能になったため使用できる機材にも幅が出たようで
大型で無理だと言われていたルーメンホワイトやD3シリーズがフルラインナップ展示された。
他にも自由演奏時間が最大4時間とスケジュールにも大幅に余裕が出来たようだ。

 自由演奏時間が増えたことで以前のように合間合間にこっそりと小さくかけなくてよくなった。
3回目の参加となる今回も20枚程度のCDを持って15時前に会場入りした。
事前に色々とトラブルがあり12時会場入りの予定が3時間程度ずれ込んだ。

 各ブースをざっと見てまずはじめに今回唯一のアクシスの公式試聴会へ参加した。
4時過ぎから前部屋自由時間になり2時間弱のお楽しみタイムが始まった。
※BとDブースは2時から自由時間が始まっている。

■A ステラゼファン


☆システム構成
スピーカー:VIVID AUDIO G2 Giya (¥5,300,000)
プレイヤー:CH Precision D1 (¥4,760,000)
プリアンプ: EINSTEIN The Preamp (¥3,300,000)
パワーアンプ:EINSTEIN  The Final Cut MK70 Limited (¥4,800,000/pair)
オプティマイザー:TRINNOV AUDIO AMETHYST (¥1,800,000)
アクセサリー類:ORGANIC AUDIO / ARGENTO AUDIO
19,870,000

☆試聴曲
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 004 「こいかぜ」/高垣楓 (早見沙織)
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 004 高垣楓 

かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」/土間うまる(CV:田中あいみ)
「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」TVアニメ『干物妹!うまるちゃん』オープニングテーマ

トリノフのAmethystはもともとST2を持ってくるはずがプリアンプ付きのAmethystに変更されたらしく
プリアンプが二重にかかっていた。
AmethystのボリュームをフルにしてEINSTEINのプリで音量を操作する感じだ。
CHとVIVIDAUDIOのコンビもずいぶんと慣れ親しんだ組み合わせであるが、EINSTEINのプリパワ
ーは初体験だ。

 持ち込み曲をかけて貰う前にはエアフォース3によりアナログ版のFarytalesがオーディオアルケミーのアンプとBOENICLEのかなり小さいブックシェルフでかけられていた。
BONICLEのスピーカーはまだ公式発表がされていないと言うことで詳しく書くことが出来ないが
色々と信じられないスピーカーだ。
フェアリーテイルズ (BOM13001)

一曲だけ娘コラからREMEMBER16をかけて貰ったが詳細は公式情報が解禁されてからにしたい。


 パワーアンプをEINSTEINにスピーカーをG2giyaに切り替えていただきアニソン試聴会が始まった。

デレマスのキャラソンこいかぜは曲のマイケルジャクソンのSpeechlessやYouAreNotAloneなどと構成が似ている。似ているのは曲調だけで無くそのステージの広がり方が非常にそっくりなのだ。
G2giyaではトリノフの効果もあり気持ち悪いくらいにぬるぬるとステージが広がっていた。
後半から加わる合唱隊と楓さんの距離感までもが描き出されるようなステージ感だ。
 評論家先生の傳氏がよく言うように、GIYAシリーズの特徴であるステージがどんなに広がってもボーカルが巨大になることはなく、スポットライトを浴びているかのようなポッと浮き上がるようなボーカルが特徴的だ。
 こいかぜでは途中かなり強く金属音が入っているのだが部屋の広さからかリスニングポンとでもさして耳に刺さってくるような感じは無くあくまで描き出されたステージの中で鳴っている感じを受けた。

 2曲目にはうまるちゃんのOPをならしてみた。これは内容的にもEINSTEINの真空管アンプセットで打ち込みバリバリの音を聞くというのだからかなり挑戦的な選曲であった。
 結果から行ってしまえばG2GIYAは自然にならしてしまった。
真空管だからといって低域がもたつくことも高域が丸くなることも無く普通になっていた。
ただ、以前からのGIYAを聴いいてた経験からはG2GIYAはもっとカラフルに力強く元気の良い音かなと思う。

 さらにはトリノフの補正効果により自然すぎるのだ。何処にも無理が無いのが聴いていて逆につまらなさを感じてしまった。
まとめるならややおとなしめのJAZZを楽しむようなシステムだったように思う。


■A アクシス


☆システム構成
スピーカー:lumen white white light anniversary (¥9,400,000)
プレイヤー: MSB  Signature Universal Media Transport V(\1,650,000)& Signature Transport Power Base V (\680,000)
DAC:Diamond DAC V (\4,100,000)
プリアンプ:KX-R Twenty (¥3,800,000)
パワーアンプ:MX-R Twenty (¥4,200,000/pair)
アクセサリー類:TRANSPARENT REFERENCE
23,830,000

☆試聴曲
メロディック・スーパー・ハード・キュア「So far, so near acoustic version」/メロキュア
メロディック・スーパー・ハード・キュア

Lia COLLECTION ALBUM Vol.1 「Diamond Days」 /「Last regrets acoustic version」/Lia
Lia*COLLECTION ALBUM Vol.1 「Diamond Days」


今回唯一公式試聴会へ参加したアクシスブース。
去年のインターナショナルオーディオショウでも好評だったルーメンホワイトを真っ先に聴いた。
アナログ盤数枚と去年も流れたイタリア人歌手のジョルジアフマンティのfrom my Heartが印象的。
またWilsonAudio SASHA2との違いも顕著に感じた。

From My Heart 

 アクシス初めてのアナログプレイヤーMagneは各所に工夫を凝らした浮いているターンテーブルだ。
この頃のアナログ復活にのって輸入されたらしく、アーム一本100万円の時代にセットで150万円はアナログ入門にも最適だと説明された。

 ルーメンホワイトは開発者が病気になったなどでしばらく輸入が中断されたが
晴れてマイナーチェンジがなされ輸入が再開された。
話に拠ればセラミックのコーンが以前のモデルでは爆音に耐えられず弾ける事があったようだが
ユニットが強化されちょっとやそっとのことじゃ何ともないとのことで実験的にホテルカリフォルニアなどがかなりの爆音で流され、ウーハーがぶるぶると震える様子が遠目でも見えた。
 後半になるとボリュームはぐいぐいと上がっていきついにはエアーのパワーアンプが落ちた一場面も。



 さて自由時間にはGiyaを聴いた後お客さんが誰も居ない部屋で静かに2曲アニソンをかけた。
 2曲ともグランドピアノが特徴的なバラード調の曲だ。
まずメロキュアを聴いたのだけど自宅のシステムでは不可能と思われるボーカル表現が成されていた。
去年、MBSとエアーの組み合わせでデドリームカフェとアイカツを聴き玉砕した反省がかなり生きたようだ。
 MBSのどこまでも繊細でアナログライクな音がメロキュアのボーカルやコーラスに非常に良くマッチしている。 気品高い優しい音だ。
 ルーメンホワイトの懐の深さなのか歯切れの良い音でありつつもピアノやボーカルの甘さも少し残している。
これは奥行きがやけにあるルーメンホワイトのエンクロージャ故の内部での箱鳴りを打ち消す
オタマジャクシのように後ろが窄むようになったエンクロージャー、まさにあのB&Wのノーチラスヘッドと同じ構造だ。




背面バスレフではあるが、部屋の大きさに応じてポートの大きさを制御できるという。

Liaではややボリュームを上げすぎてしまった感じであったけれどそれでも部屋がだだっ広いお陰で煩いとは感じなかった。
なんといっても余韻が大変美しく晴れた真夏の高原の爽やかな風を思わせる清涼感のある音だ。
Wilsonのように激しく熱くと言うよりもさらさらと駆け抜けていくような心地の良い音を聞かせて貰った。

このルーメンホワイトは値段の高さとそのでかさで導入はかなり難しい部類のスピーカーであるけれど、理系の正確さと美音系の音のほのかな甘さが引き立つハイレベルなスピーカーに間違いない。
 今後も少し小型化したコスパに優れた機種が登場するらしい事を聴いたのだが
 ただ、個人的にはWilsonAudioの方が圧倒的にアニソンを楽しくならせると思う。


全体を通してこの超ハイエンドが集まるAルームは人がほとんど居なかったのだが、途中ちょっと気難しい方が入室されIさんからちょっと待っていてくださいとの指示を受けた。
その方にIさんが何かお持ちのソフトはありますかと声をかけると謙遜しながらCDを取り出しTakeFiveのチェロが流れていた。
後ろの方の席で終わるまで見守っていた。


■B エレクトリ


☆システム構成
スピーカー:MAGICO Q1 (\4,000,000)
プレイヤー:McIntosh MCT450 (\650,000)
DAC:MERGING NADAC (\1,200,000)
プリアンプ:PASS PASS Xs-Preamp (\5,000,000)
パワーアンプ:PASS XA100.8  (\2,600,000/pair)
アクセサリー類:NORDOST SP ODIN2(\3,300,000)
AC VALHALLA2(\640,000) ODIN2(\1,600,000)
XLR ODIN2(\2,200,000) VALHALLA2(\1,440,000 ※3.0m)
13,450,00+9,180,00=22,630,000

☆試聴曲
水たまりに映るセカイ「約束~eternal promise~」/堀江由衣
水たまりに映るセカイ

迷宮DESTINY / 流星ドリームライン「流星ドリームライン」/プラズマジカ
TVアニメ「SHOW BY ROCK!!」プラズマジカdouble A-side挿入歌 「迷宮DESTINY/流星ドリームライン」

マジコのQ1を中心にノードストのODIN様が犇めくエレクトリブース。
 今回の試聴では最も気に入ったシステムである。
毎年恒例エレクトリの人が一人自由にロックを嗜んでいたところに突撃試聴。






スピーカーケーブルと電源ケーブルそしてXLRケーブルにそれぞれODIN2が使われていた
計算してみるとこのブース、ケーブルだけで一千万を軽く超えるようだ。
MacBookエアーには発売したばかりのヘイムダル2のLANケーブルが刺さっていた。

 

なぜODINなんて持ってきたたのか聴いてみると、試聴会にはVALHALLA以上を使うよと普通に反された。



今回注目していたNADAC。業務用を思わせるようなすっきりとしたデザインとおとなしめな価格設定。
LANケーブルが刺さっていたのはどうやらこのNADACだと思うのだがプレイヤーはMcIntoshで今回は聴くことは出来なかった。



 堀江由衣とプラズマジカをPASSとマジコのQ1で聴く。
Q1のエンクロージャーはS1のもとのはまるで違い鉄塊のようなずっしりとした個体である。
拳で叩いても全くもって響く様子は無かった。

 まずはじめに堀江由衣の約束を聴いて驚いたのがマジコなのに音が美音ぽいのだ。
チェロの音色がやや艶っぽくしっとりとしているようにも感じた。
それでいてマジコ特有の解像感の高さがあるのだから驚いた。
ここに来て初めて音楽に浸れたような瞬間であった。
以前聴いたS1のぱさぱさ感は無く上から下まで嫌な音は一切でていなかったようである。
プラズマジカに移ると約束よりも二捻りは音量を上げて聴いた。
会場がこれだけ広いにもかかわらず低域がはっきりと出ていた。
かける前になぜか入念に打ち込みじゃ無い?と確認されたがいやロックバンドですと答えておいた。
 ブイブイ鳴っている低域の感じはまさにPASSの駆動力のなせる技かなと思う。
たった二曲聴いただけでQシリーズに苦手分野は無いのではないかとおもうほどの万能差を見せつけさせられた。

また美音ぽいボーカルやチェロの生々しさはケーブルにODINをふんだんに使ったこともさることながらパワーアンプがA級であることが大きく影響していると思われる。
しかしながら帰ってプリアンプの値段を見て仰天した。CHのL1買えるじゃん。

マジコQ1に関しては現在400万円に値上げされてしまったがまだ買う価値は亡くなってはいないと思う。実際一人か二人買いたいという人が居たらしい。?

CDケースにテープを貼っておいたエレクトリの文字ととトラック番号に気づいたエレクトリの人
ご贔屓いただきありがとうございますとお礼を言われマジコの試聴が終わった。

■C アキュフェーズ D&M




着いた頃には後ろのDD65000には成約済みの紙が貼られていた。
以前から狙っていた人が居たので試聴会に出して推してみたのだという。

☆システム構成
スピーカー:B&W 802D3 (\3,400,000)
プレイヤー:DP-720 (\1,100,000)
プリアンプ:C-3850 (\1,800,000)
パワーアンプ:P-7300 (\1,200,000)
イコライザー:DG-58 (\800,000)
クリーン電源:PS-1220 (\630,000)
8,930,000

☆試聴曲
エブリデイワールド「エブリデイワールド -Ballade Arrange- Yui Solo Ver.」/由比ヶ浜結衣 (東山奈央)
エブリデイワールド TVアニメ(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続)エンディングテーマ 


 CルームはD&Mとアキュフェーズブースがあり最も混んでいた部屋であった。
今回も最後の最後人がはけていった終了10分前に一曲だけかけることが出来た。
やや焦っていたこともありボリューム調整がうまくいかなかったが802D3の進化はしっかりと受け止めることが出来た。

 毎度の事ながらアキュフェーズの音はクリーン電源とイコライザーで安定している。
上から下までオールアキュで揃っている姿は圧巻の一言だ。値段的にも無理が無くややホッとする。

D&Mでは音派一切聴けなかったのだが代理店の人にすこし話を聞くことが出来た。



 長年のケブラーを辞めた新コーン。作り方も素材もまだ秘密でイギリスの工場へ行ってもみせてくれなかったという。
 手で持って捻ってみると確かに柔らかい画用紙が布とゴムの中間素材のようになったようである。
このコーン裏を見るといままで手で塗っていた接着剤?が完全に均一に広げられており製造方法は全く異なる物になっているようだ。
 噂によるとケブラー繊維に何らかのコーティングをしたモノらしいがまだ不明である。


800シリーズの象徴的存在とも言えるノーチスヘッドのサンプルもあった。
手でこんこんやるとあからさまに固くなっているのが分かる。




エブリデイワールドをかけている最中。時間ぎりぎり。周りは片付けを始めていた。

アキュブースへ行くともうほとんどの機材が電源を落とされ眠っていた。
アキュフェーズの人に写真ですかと聞かれ試聴お願いしますというと手早く
機材に電源が入れられてイベント最後の試聴が始まった。

 今日一番爆音で鳴らされいたブースだけにおじいちゃんたちが爆音でパイプオルガンだとかジャズをかけていたようでその調子でエブリデイワールドを爆音でかけられた。

 音が大きすぎて苦しいのだけどなぜだけ聴けない音では無いのだ。
D2であったらならきっと聴いていられないような崩壊をみせているよう音量であったけれど
D3ではそれでも滑らかにD2よりもさらにフルレンジっぽく鳴っていた。
評判通りD3シリーズはかなりの改善が成されているようで
途中音量下げてとジェスチャーを送って下げて貰うもまだ音はでっかくMV1のメーターが振り切れていた。
 オーディオメーカーの人とは言えアニソンの音量が調整できるほどアニソンを知らないようであった。

802D3に関してはformusicに常設展示されると言うことなのでそのうち店頭でリベンジしたい。


■その他

ルーメンホワイトの次に聴きたかったアヴァロンとdCSであったけれど
いつの間にかDiamondがトライオードブースへと移動され車いすの老人が1時間以上も独占していた。


遅く行ってしまい先取りできなかったのもそうであるけれど
なんにしても我が物顔でシステムや代理店の人から何時間も離れようとしない人が数人居て
4時間もあった自由時間はそんなに自由では無かったようだ。

 FORMUSICの社長さんもそのあたりのお世話は難しいですねと。
それでもルーメンホワイトとG2giyaが自由に聴けたのでよかったとしたい。

動画の方はすべて録画していましたが現在検討中です。しばしお待ちください。

代理店やメーカーの方々、IさんをはじめとするforMusicの皆様本当にありがとうございました。
またここまで読んでくださった方もありがとうございます。よろしければコメントをいただければと思います。

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